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宮崎知事に東氏 政治不信、2大政党直撃 利益誘導、旧来手法通じず

 宮崎知事選で無党派層の支持を集めたそのまんま東氏が当選、自民党は衝撃を受けている。民主党も3知事選に独自候補を擁立できず、地方組織の脆弱(ぜいじゃく)性を露呈した。4月の統一地方選、夏の参院選へ向け「東ショック」の波紋は大きくなりそうだ。(乾正人)

 知事選に徒手空拳で臨み、当初は泡沫(ほうまつ)候補扱いされた元タレントが勝利したのはなぜか。

 官製談合事件で前知事が逮捕された直後だから、保守が2派に分裂したから、などと一応の理屈はつけられる。

 自民党の中川秀直幹事長も21日夜、「敗因は保守分裂にある。保守が大同団結できないときに何が起こるか教訓として心に刻みたい」との談話を発表した。

 だが、「保守分裂」だけでは、かつて師匠のビートたけし氏とともに写真週刊誌の編集部に殴り込んで警察の厄介になり、女性問題でも世間を騒がせた元タレントの方が、霞が関のエリート役人よりも知事にふさわしいと県民が判断した理由を説明できない。

 高い投票率と投票行動から読み取れるのは、「政治や行政のプロ」は信用できず、「政官業癒着の既得権益まみれの古い政治をぶっ壊してくれ」という「破壊願望」の強さだ。そうした県民の怒りを既成政党は受け止められなかった。
 特に衆参両院5議席のうち自民党が4議席を占める宮崎県で与党の推薦候補があっけなく敗れた意味は小さくない。

 一昨年秋の「郵政解散」でピークを迎えた「小泉人気」は過去のものとなり、旧来の建設業界をはじめとする支持団体を基礎とした利益誘導型の選挙が通用しなくなったことも改めて明白となった。安倍晋三首相が胸を張るように「自民党は変わった」と有権者は実感していない。

 民主党に至っては宮崎、山梨、愛媛の各知事選に独自候補を擁立できないという“トリプル不戦敗”となり、自民党とは違う選択肢さえ提示できなかった。宮崎では県連独自に元官僚を支援したが敗北、無党派層にそっぽを向かれた。

 宮崎知事選は特異なケースではない。後を絶たぬ談合事件、与野党幹部の不明朗な政治資金、少子高齢化による老後の不安…。国民の政治不信はマグマのようにたまりつつある。各政党は「東ショック」を機に、政治不信払拭(ふっしょく)へ向け一歩踏み出せるのか。この流れを読み誤った政党は参院選で敗北することになろう。

                   ◇

 ■20代から40代の過半数が投票

 宮崎県知事選で共同通信社が実施した出口調査では、支持政党なしと答えたうちの56・0%がそのまんま東氏に投票し、31・6%の川村秀三郎氏や9・9%の持永哲志氏らほかの候補を圧倒、無党派層からの支持が集中した。

 男女とも20代から40代までの過半数はそのまんま東氏に投票。同氏は50代でもほかの候補より優位に立つなど、幅広く支持を集めた。

 一方で、政党の締め付けは効果がなかった。

 自民党支持層のうち自民、公明両党が推薦した持永哲志氏に投票したのは29・5%にとどまった。

 党の一部支部が支援した川村氏への投票は34・8%、そのまんま東氏へも34・8%が流れ、保守分裂選挙を裏付けた。

 調査は県内50カ所で実施、投票を終えた2000人から回答を得た。

                   ◇

 ■強い変化望んだ県民 「まっさらな人に」

 有権者の宮崎県民は、なぜそのまんま東氏を選んだのか。投票を終えた人に聞くと、官製談合事件で噴出した県政の腐敗に嫌気がさし、強い変化を望んだ心理がうかがえる。

 「前知事が談合とか汚職を引き起こしたので嫌になり、まっさらな人に知事になってほしかった」。これまで自民党を応援していたという宮崎市の無職、木村好宏さん(54)は今回、東氏にかけたという。

 「大阪府の(わいせつ事件で起訴され退陣した)横山ノック前知事のようにならず、清廉潔白な知事になってもらいたい。これからが大変だろうと思うが、精いっぱいやってほしい」

 また、同市の会社役員、野崎敬入子さん(63)は「だれがやっても一緒だと思ったが、東さんなら変えてくれると思う」と、“あきらめ”の中で、東氏に期待を込めた。「圧勝を期待していたので、とてもうれしい」と喜ぶ。

 知名度の高いタレントや作家の知事は過去にも誕生。平成7年、いずれもタレントで参院議員を経験した故青島幸男氏が東京都、横山ノック氏が大阪府の知事選で同時当選した。海外メディアは「有権者の反乱」と大きく取り上げた。

 青島氏は公約の「世界都市博覧会」中止を果たしたが、もう1つの公約として掲げた「(経営破綻(はたん)した)旧2信組救済のための支援はしない」は結局、都議会が支援を決めたため公約違反となり批判されるなど、1期4年の都政運営は精彩を欠いたものに終わった。

 横山氏も庶民的なイメージで人気を集め再選も果たしたが、その選挙運動中に運動員の女子大生にわいせつ行為をしたとして告訴され、辞職に追い込まれた。

 12年には作家、田中康夫氏が長野県知事選で当選。「脱ダム宣言」は国の公共事業見直しの契機にもなったが、県議会と対立。14年には不信任決議を受け失職したが、再選。3期目を目指した昨年8月、落選した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070122-00000003-san-pol&kz=pol


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